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岩川八幡神社の弥五郎どん祭り

弥五郎どん祭り

毎月11月3日、900年以上の伝統を持つ「県下三大祭り」が行われます。

弥五郎どんは、身の丈4メートル85センチメートルの大男で、25反もの梅染めの衣を身に纏っています。

祭りの見どころは何といっても、岩川八幡神社から市街地を威風堂々と練り歩く「浜下り」です。

平成4年には、スペインのバルセロナで行われた巨人万博にも参加し名声を博しました。

昭和63年鹿児島県無形民俗文化財に指定されました。

南九州の八幡系神社の秋祭りに伝えられる大人人形行事の一つです。
養老4年(720)、隼人の抗戦を朝廷軍は鎮圧したが、この時、隼人の戦死者があまりにも多かったので慰霊のため放生会を行ったのが始まりとされています。
この行事は五穀豊穣を祝う豊祭の性格も有しています。

岩川のシンボルである弥五郎どんは、神幸の先駆露払い、すなわち先導者を現したもので、身長は一丈六尺(4.85メートル)の竹籠製で、25反もある梅染の着物、腰には長さ一丈四尺(4.24メートル)の大刀、九尺四寸の小刀を帯び、手に一丈三尺程(3.81メートル余り)の鉾を持ち、風貌猛々しい姿です。
弥五郎どんが何者かについては様々な説があり、はっきりしていません。
一般的には、朝廷に抵抗した隼人族の首領とも、朝廷側の竹内宿禰とも言われています。

岩川八幡神社の他に、都城市山之口町にある的野正八幡宮と、日南市飫肥の田ノ上八幡神社にも弥五郎行事が伝えられています。

スポット概要

所在地 鹿児島県曽於市大隅町岩川5745
電話番号 0986-76-8282(商工観光課)
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