投谷八幡宮の豊年祭(ほぜまつり)
投谷八幡宮の豊年祭
10月17日の日曜日に、大隅町大谷の宮ヶ原に鎮座する投谷八幡宮で豊年祭(ほぜまつり)が行われました。
この豊年祭は、毎年10月15日に近い日曜日に行われ、今年1年の五穀豊穣を感謝する祭りです。
当日は十体の王子鉾を捧持する十人の地頭の皆さんをはじめ、地域住民や遠くは鹿児島市内から参加された方もいらっしゃいました。
投谷八幡宮の拝殿で神事が行われた後、十体の王子鉾がお目見えし、浜戸下りが行われました。
この浜戸下りでは、十体の王子鉾の並び順が決められており、参道を登って(写真①)鳥居のところで神事(写真②)を行います。その後にお宮の御尊父の御墓所ある「花立松」と、お母堂の御墓所である「石神堂」に分かれ、「花立松」と「石神堂」でも神事(写真③)が行われました。
最後に、投げ谷八幡宮へ戻り、十体の王子鉾を神殿に順番に戻して祭りは終了しました。
この祭りでは郷土料理である「がね」「甘酒」「こんにゃく」を振る舞うのも伝統として残っています。
また、この投谷八幡宮の浜戸下りが県下三大祭である弥五郎どん祭りの原形とも言われています。
①参道を登っているところです。
②御旅所(おたびじょ)へ行く前の神事
③お宮のお母堂の御墓所である「石神堂」での神事