曽於市伝統の祭り
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奇習鬼追い
おもいっきり叩かれる?!怖いけどあやかりたいお祭り「鬼追い」
鬼に打たれた人は、その一年無病息災となり鬼かぜに吹かれれば心身健全になると言われています。
男鬼、女鬼、子鬼の三匹と鬼の左右に全身を包む御幣を支えるため付き添うツケ(鬼使い)が、御幣をなびかせて、鬼の手と樫の棒を持って暴れ回ります。
「鬼」というと恐ろしくて悪いイメージがありますが、この熊野神社の鬼は、招福除災、五穀豊穣、国家安泰をもたらす、好かれる善い鬼を意味しています。
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溝ノ口岩穴祭り
毎年4月8日のお釈迦誕生日に近い日曜日に「溝ノ口岩穴祭り」が開催され、洞穴と洞穴の入り口に鎮座する岩穴観音へ奴踊りや棒踊りなどが奉納されています。
お祭りでは、子供の奴踊りと刀踊り(棒踊りと刀踊りは隔年奉納)が奉納されました。士気を鼓舞する姿が勇壮です。
現在は郷土教育の一環として財部の中谷小学校児童によって継承されています。これらの踊りは、島津藩が戦勝祝いとして始められたのが発祥とされ、士気を鼓舞する姿が勇壮です。
一方、刀踊りは、溝ノ口集落の踊り保存会によって継承されています。
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弥五郎どん祭り
毎年11月3日、900年以上の伝統を持つ「県下三大祭り」の一つ「弥五郎どん祭り」が行われます。
弥五郎どんは、身の丈4m85cmの大男で、25反もの梅染めの衣を身に纏っています。
祭りの見ところは何といっても、岩川八幡神社から市街地を威風堂々と練り歩く「浜下り」です。
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流鏑馬祭り
間近に走り抜ける馬は迫力満点!
毎年11月23日、住吉神社で「豊祭」が行われ
五穀豊穣や国家安泰、年占いの性格を持つ流鏑馬は、的を射抜くほどその年は豊作になると言い伝えられている伝統行事です。
昭和56年に鹿児島県無形民俗文化財に指定されました。
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