住吉神社の流鏑馬
流鏑馬の由来は、上古、騎射と呼ばれており、鎌倉時代に武芸として盛んに行われ、後に儀式化して祭礼の奉納神事となっていきます。
末吉の流鏑馬について、起源は不明であるが、薩摩藩が江戸時代後期に編纂した『三国名勝図会』に記録がみられます。
現在は、毎年11月23日末吉豊祭の日に住吉神社の参道で執行されている。流派としては、宮崎神宮の小笠原流を取り入れています。
当日は、参道を鳥居から神社へ向かって約300メートル馬を馳せ、途中にある3ヵ所の的を射る。これを3回繰り返します。
当たり的を持ち帰って家をふけば栄えるといわれ、又矢が的に当たると、豊作といわれています。
鹿児島県内では他に、肝付町新富四十九所神社、日置市吹上大汝牟遅神社の2ヵ所に伝承されています。