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虎丸の木造薬師如来立像

虎丸の木造薬師如来立像 虎丸の木造薬師如来立像

虎丸の木像薬師如来立像は、かつては末吉町岩﨑虎丸の薬師堂と呼ばれる小さなお堂で祀られていた室町時代後期制作の仏像です。
高さは69センチメートル、ヒノキ材一木造りで、素朴で大振りな面立ちと、どっしりとした量感が見られます。
背面には墨書があり、天文23年(1554)再興、願主平盛貞、作者は僧の源昌とあります。

平盛貞という人物について詳細は不明ですが、この地域の有力者であったと考えられます。
また、僧侶の源昌は、当地域を中心に造像活動をしていた仏師僧と考えられます。

明治の廃仏毀釈の被害も受けず今日まで伝承された仏像であり、室町時代の造像のあり方を伝える貴重な中世彫刻といえます。
現在は、曽於市歴史民俗資料館にて展示しています。

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