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太政官高札

太政官高札 太政官高札

明治初期に発せられた太政官布告の高札で、2枚とも恒吉郷に立てられていたものです。

1枚目の高札は『五榜の掲示・第四札』(写真左)です。五榜の掲示とは、明治元年(1868)に明治新政府が民衆に対して守るべき事項を発したものです。
第一札から第五札まであり、五倫道徳の遵守やキリスト教禁止、徒党・強訴・逃散の禁止等が掲げられました。
当市に残る第四札は、民衆に万国公法の履行を求めたものです。

もう1枚の高札は『阿片禁止令』(写真右)で、日本国が阿片の使用を正式に禁じた最初の達しとなります。

明治新政府の名のもと、全国各地にこのような高札が設置されたと思われますが、旧鹿児島藩内にはほとんど残ってなく、非常に貴重な歴史資料です。

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