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「奇習 鬼追い」が行われました

 1月7日の夜、曽於市末吉町の熊野神社で県の無形民俗文化財に指定されています伝統行事「奇習 鬼追い」が行われました。
 この祭りは、年頭に五穀豊穣と天下泰平を祈願する修正会(しゅしょうえ)を起源とする祭りで、1250年来の伝統を持つと言われています。
 熊野神社の鬼追いに登場する鬼は、「日本一さつまの暴れ鬼」言われ、招福除災(しょうふくじょさい)の善鬼で、民衆に福をもたらす珍しいものです。
 鬼は、無数の御幣(ごへい)※を身にまとった男鬼(おおに)、女鬼(めおに)、子鬼の3匹で、25歳厄年の青年が扮します。それぞれの鬼には両サイドに「付け」(付添役)がおり、縦横無尽に駆け回り、力いっぱい観衆をたたき散らかします。この付けにたたかれると1年間健康であると言われていますので、たたかれても喜んでいます。来年は是非、奇習鬼追いを膚で感じて頂ければと思います。
 ※御幣は鬼1匹につき、障子紙を約2,000枚ほど使用するとのことです。

まず、当日は朝6時過ぎから熊野神社で神事が行われ、その後鬼火焚きが行われます。
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神社から虚無僧、神主さん、そして松明を持った稚児たちが川沿いにある
鬼火焚きの会場へ向かって行きます。

 

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鬼火焚きの竹櫓(やぐら)の前で神事が行われます。

 

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 この鬼火焚きに使用した竹は御利益があることから、倒れてきた竹の笹を参加者は一目散に奪い合います。

 

 稚児が神社から持ってきた松明で竹櫓に火を付けると一気に燃え上がりました。
朝の暗い中、竹がパンパンと弾け、それが木霊(こだま)しているのは何とも言えない世界でした。

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倒れてきた竹と笹を取り、今年1年の健康を願いました。

 

 次は、夕方5時頃から北部青少年館では「鬼」にちなんだ料理の振る舞いや境内ではビンゴゲームなどが行われます。

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料理は「鬼」にかけて「オニそば」「オニぎり」「オニしめ」などが振る舞われます。
これがとっても美味しい!!

 

 そして、夜7時から幻想的にライトアップされた境内の山林で、末吉鬼神太鼓による太鼓演奏が行われます。

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幻想的な雰囲気の中で行われた「末吉鬼神太鼓」の演奏。
迫力ある演奏に多くの観衆が聞き入っていました。

 

 さぁー、午後8時です。いよいよ鬼追いのスタートです。熊野神社から飛び出した鬼と付けが、100mほど離れた神社の門前にある仁王堂で、鬼火焚きで使用した孟宗竹に入った御神酒を飲んだ鬼が観衆目がけて暴れ出すと、鬼に叩かれないように、また鬼の御幣を取ろうと観衆も必死です。
 鬼が身にまとった御幣を取るのは、1年間の無病息災が得られると言われているからです。

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暴れたたき回る鬼と付け。

 

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暴れ鬼がどこから出現するか分からないので、観衆はたたかれないよう警戒しています。

 

 鬼が暴れ回って30~40分も経つと、鬼は御幣を引き散切られてその姿はみずぼらしくなるとともに元気も無くなり、神社へ引き上げて鬼追いは終了です。

そして、最後は境内で豆まきが行われます。

onioi9.JPG豆を貰おうとたくさんの観衆が押し寄せ、境内はごった返します。

 

 今年の「鬼追い」は、南日本放送(MBC)が「ダイドードリンコ 日本の祭り」の撮影のため、カメラ13台を動員していましたので一段と熱が入っていました。
 テレビ放送は、2月6日(日)の16時~16時54分にありますので、是非ご覧下さい。

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