久保のもぐらうっ
末吉町南之郷の久保地区には、もぐらうっが残っています。
これは、もぐらが農作物を掘り返して荒らさぬように叩きつける行事です。
かつては、市内の至るところで行われていましたが、現在残っているのはここのみです。
近年、1月14日に近い土曜日か日曜日に実施されています。
子どもたちは長さ2メートル程度の竹棒に藁つとを巻いたものを手にし、久保公民館を起点に、個人宅を1件ずつ訪問し、
『も~ぐらもっちゃ十四日 ばばさんの餅を くいやんさんと 家もないも もっくやかいど あ~わんもっが ぶ~らぶら こ~めんもっが ぶ~らぶらっ 畑一周ぜんばっけ』
と唄いながら庭先を叩いて回ります。