大隅町恒吉の野町地区には、そば切り踊りが伝わっています。
7~8人で歌いながら、そば切りを作るしぐさを行います。
格好は、かすりの着物、たすき、白の前掛け、赤の腰巻姿で、楽器は三味線と太鼓を使います。
踊りは労働作業の踊りに分類され、ソバをつくるところから売り歩くところ、売上を計算するところまでを、しぐさ唄ごとに入れ替わってユーモラスに踊ります。
慶長4(1599)年の庄内の乱の時、敵兵にそばを提供し命乞いをしたという逸話も残っています。
また、同様に西南戦争の時にも踊られたといいます。
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